映画 ボヘミアン・ラプソディ 落ち着けモハメド・アリ
(ネタバレ注意です)
そうか、「あまちゃん」の花巻さん(伊勢志摩さん)がコスプレしていたのは
世界中の人にに愛されたシンガーだったんだ。
QUEENのクの字も知らないけど、話題作らしいので軽い気持ちで行ってみました。
結果 むせび泣く
QUEENというスゲーバンドと、その真ん中にいつもいたフレディという青年の物語です。
初見で「フレディ・・・うう・・・」となって、
二回目で「メアリーさん・・・ああ・・・」となりました。
なんかこう、よくある「スターの一生」というやつ、ではあるんですけど。
抑圧された少年時代、仲間と出会い才能が開花して順風満帆と思われるも
スターになればなるほど、プライベートではどんどん孤独になり、
ついには病魔によってその短かくも熱い人生に幕が下りる。
フレディは幸せだったのかな?
ずっと苦しかったのかな?
もし、もしもメアリーさんと結ばれて、すぐ子供に恵まれていたら、とか
もっとフレディが楽観的で神経の太いヤツだったりしたら、とか
不毛なことも考えてしまいます。
・・・という、ついポエミーになってしまうのは仕方ないとして、とにかく
あの曲もこの曲もQUEENだったんだ! という驚きと、
めっちゃ名曲ばかり・・・!という感動に満ちています。
吉良吉影の元ネタ、
ズンズンバッ!、
ウィーアーザ チャンピオン、
ママ~ ウーウーウ~・・・など、
絶対聞いたことあるけど誰の何ていう曲か分からない数々の作品、
ああ、あの曲もこの曲もQUEENだったんだ!
(漠然と、クラシック音楽と同じ感覚でした)
(極端に言うとベートーベンと同枠みたいな)
QUEENガチ勢の反応は分かりませんけど、
初心者はまんまとハマれる、いや初心者だからこそハマれる、そんな素敵なバンドの軌跡を辿った素敵な映画です。
ていうかね、あれだよ。メンバーがかわいい。
かわいいよメンバーが。
自前の車でツアーしたり
せせこましいスタジオでアイデアを出し合ったり
フレディのお誕生日会でみんなで実家にお呼ばれしたり
ド田舎でレコーディング合宿したり
お互いの歌詞を罵りあったり
コーラス録音でブースが壊れたり(完全にコントだよ)
石投げて窓ガラス割ったり
ケンカしても
解散はしなかったり
フレディが必要で
フレディに必要で
世界中の人に必要とされたバンドなんだ。
フレディの最後の告白に、ディッキーが超泣いてるシーン、良かったなあ・・・。
そう、「本物」を知らない派の私ですが、エンディングで流れた本物のQUEENの映像とか、
各特集番組でQUEENが映るたび、
役者さん似すぎじゃない?????
いや、実際にファンの人からしたら「本物はもっとカッコイイもん!!!」とかなるかもしれないんですけど、
ブライアンの神経質そうなプレイとか、
ディッキーのベーシスト感とか(アジカン山ちゃん感ある)
ロジャーの無駄な可愛さとか
似すぎちゃう???
いや役者さんからしたら似せるのは当然ちゃ当然なんですけどそれでも。
2.5次元かよ(?)(違う)(比喩です?)
というわけで、平成最後に最高のエンタメと出会えて幸せです。
女王陛下、ありがとうございました。