ミュージカル イヴ・サンローラン 出会った瞬間から才能を見抜いていた

いや~~~観に行って良かったなあ~~~!

あ、なんとなく想像してたより100倍えろかったです。(主に東山イヴさんが)


イヴ・サンローラン
いわずと知れた、フランスを、いや世界を代表するスーパーファッションデザイナー。
彼の華麗な人生を描いたミュージカルです。

生バンド演奏なんですよ~最高~。


登場人物みんな美しいし可愛いし美しい。

 

天才デザイナー少年だったイヴ。

クリスチャン・ディオールに認められ、(そしてディオールの死によって別れ)

華やかで苛烈なパリのファッション業界で才能を発揮し、

公私ともにパートナーであったピエールさんに出会い、

第二次世界大戦を経験し、

苦悩、挫折、葛藤。

ココ・シャネル、アンディ・ウォーホールといった個性豊かすぎる偉人との出会い。

アルコールとドラッグに溺れながらも

不死鳥のようによみがえり、

パリに愛され、世界に愛され、

そして美しいものを愛し、作り続けた

稀代のデザイナーの人生でした。

 

ステージ観てて、途中で(アッこれボヘミアンラプソディだな?)って思ったんですけど、
間違いなく面白いです。

ボ・ラプでは(あの曲も、この曲もQUEENだったのか!)という驚きと感動でしたが、

同じように(あの服も、この服もイヴ・サンローランだったのか!)という驚き。


特に、モンドリアン・ルックが登場したときの感動が熱いです。

ああ~~っ!これだったのか!!!という。

 

というわけで気になった方だけちょっと。

主人公 イヴ・サンローラン
東山さん回でした。
私、東山さんてもっと雄雄しいというかダンディーなイメージだったんですけど、
まことに繊細で可憐で寂しがりで天才なエンジェルでした。
かわいい美しい。
繊細な演技と、
激しくも切なく、狂おしいダンスに、ただただ固唾を呑んで観ていました。
すごいもの観ちゃったな。

(どのデザイナーも、お母さんが着ていたような服をデザインする)(酷評時代)そんなイヴも人間くさくて愛しいですね。
ラストはパリコレさながらの大団円で、人生色々あったけど、
最期はイヴを愛する素敵な人たちに囲まれて、旅立った・・・みたいに感じました。

 

ココ・シャネル
みんな大好き安寿ミラさま。
私やっぱり(考え方=生き様=ファッション)としてのシャネルさん大好き。
大好き。
あんなに光り輝く女傑にはなれないけど、誰にも恥ずかしくないように
しゃんとして生きよう。


ルールー
(ルルじゃなくて、ルールーよ!)
イヴのイタズラ書きから生まれたキュートな女の子のキャラクター。
舞台の語り部
めちゃくちゃ可愛いな。
彼女がテケテケ歩いてるだけで笑顔になっちゃう。
本体:イヴ
スタンド:ルールー(自立型)みたいな。


ピエールさん
大山さん。
なんだこのスパダリは・・・。
少女漫画の王子様(御曹司?)か・・・。
スパダリ・オブ・ザ・イヤーでした。


アンディ・ウォーホール
異彩放ちすぎか。
「15分で有名に」
「モノで埋め尽くそう」
「これがアメリカの美徳」
名言連発でおなかいっぱいです。
迷えるイヴを導きそうで導かない、でもちょっとだけ導く銀髪の鬼才でした。

 

アラブの少年、他多数
たいちゃんさん、出てくるたび違う衣装で毎回可愛いのでずるいと思います。本当に。


クリスチャン・ディオール
川原一馬さん。
イヴの活躍はほぼディオールの死後なので、おのずとディオールは「死者」として
物語には直接関わりません。
だから何ていうか・・・妖精?みたいな存在。
顔がきれいで愉快な性格の妖精。
ルールーやマダムとの絡みが超かわいいですね。
彼女が「スポーティーなスタイルで~」って解説してるとき、完全にバレーとテニスだった。


というわけで2019年の観劇2作目、ミュージカル イヴ・サンローラン本当に素敵でした。
すっごい美しい空間で心が洗われるようです。
チケットちょい高めですけど
生バンドだし、よみうり大手町ホールはアクセス良いし、行ってよかった!な!

ありがとうございました!